１０年ぶりの更新 母の日から

ふとこのブログのことを思い出し

ひさびさに来訪、からの更新。

最終更新からなんと１０年も経っていました。

最後の記事は、母についてでした。

結局、母はその記事にも書いた血液の癌である

「多発性骨髄腫」によって４年ほど前に他界しました。

まだ６６歳でした。

亡くなる１ヶ月前から容体が悪化し始めていたのですが

そういうのも年に１回くらいはこれまでにあったので

今回もそれだろうと思っていました。

病院からはそろそろお別れの時が近づいていますと言われて

「まあ、最悪のケースを話しているんだろうなあ」と思っていたのか、

思うようにしたのかわかりませんが、そんな感じでした。

人間は「おしっこ」がでなくなると危ないみたいですね・・・

実は、そんなことが１回あって、危ない時をこっそり乗り越えていたらしいのですが、

あと、同じことが一度そんなことがあったらそれが最期の時だと教えてくれました。

亡くなる約１か月前には、祖母の1周忌があり、なんもできない親父に代わり

母がその準備もしていたのですから信じられません。

ですが法事の当日は、寝室のベッドから一歩も動けずで・・

今思えばそりゃそうだったよな・・・本当につらかったんだろうなあと思います。

子育てが終わり、仕事も定年を迎え、やっとお疲れ様でしたと思ったら

今度は病気で、母の人生ってどうだったのかな・・・と思います。

生きている間に「おつかれさまでした」がなかったんだなと・・・。

一方で、、という言い方もあれですが、

娘が母が亡くなって約２カ月後に誕生しました。

葬儀の時に教えてもらったのですが

母はお見舞いに来てくれた人に

娘が産まれるのが楽しみだという話をよくしていたそうです。

そこはちょこっとだけ間に合いませんでした。

「お母さんは孫を楽しみにしてあそこまで頑張れたんだわ」

「ほんと楽しみにしとったでね」

と声をかけてもらい、そうだったのかなあとも思いますが

でもやっぱり顔を見せて、抱っこしてもらいたかったなと

今でも思ってます。

と、いうわけで

生きている母の記事でこのブログが終わっているのも

なんか嫌な感じもするので

とりあえず更新しました。